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やりたいという意思を強く表示する人、
面白そうなことを自分で探せる人、
そんな社員をバックアップできる会社でありたい。

代表取締役社長川藤 等

差支えない範囲で結構ですので、ご自身のキャリアをお聞かせ頂けますか?
川藤:谷澤総合鑑定所に入社後、再開発事業等の評価・コンサルティング事業を経験後不動産の評価(REITなど証券化のほか事業会社等)を中心に従事。現在は代表取締役社長。(株)日本ホテルアプレイザル代表取締役。
不動産鑑定士を目指された理由を教えて頂けますか?
川藤:古い話になりますが(多少青臭い話ですが)、私が入社した当時は日本の不動産事情はまだよくない時代で日本人の家は「うさぎ小屋」などと揶揄されていました。経済は高度成長しているのになぜ日本の不動産(家)は「うさぎ小屋」なのかと素朴な疑問を感じていましたので、それを解明したいと思っていたような気がします。
不動産鑑定士の面白さとはどういう部分だと思われますか?
川藤:当然ではありますが、不動産鑑定評価基準に則って不動産の評価ができることです。国家資格ですので独占的ポジションを与えられています。その分責任も重いということです。貨幣額で価格を表示するのが不動産の鑑定評価ですが本来はその価格が求められる過程が最も重要でその分析が醍醐味です。その分析過程はデータで証明しつつ価格形成を論理的に説明していくもので大変面白いと思います。クライアントとの関係では相手が望む情報(独自に入手若しくは開発したもの)を提供して依頼者が喜んでいただけることは大変やりがいがあると思います。
どのような人材に活躍してもらいたいと考えていらっしゃいますか?
川藤:評価は社会・経済の変化により影響を受けるものであり、日本企業の活動は生き残りをかけて変貌しています。そのため多様な人材を必要としています。基本的には知識力、計算力、判断力、コミュニケーション力のある常識人です。そのうえで統計学やIT系の知識、語学力のある方、公認会計士等の他の資格者、新たなことにチャレンジする意欲のある人も魅力的です。
谷澤総合鑑定所で働く事で得られるものをお聞かせ頂けますか?
川藤:よく言われるのは、大手鑑定機関の一つとして多様な類型が経験できることだと面接のときに動機としてよく聞きます。その点は確かにそうですが、周辺業務を含めて多種多様な業務経験が可能だということだと思います。再開発関係の評価やコンサルティングもそうですが、子会社を含めて商業・ホテル等のマーケティング調査も行っていますし、ER業務もあります。英語での業務もあります。不動産以外にも多様な業務を行っています。自分が興味を抱いてやりたいという意思を強く表示する人、面白そうなことを自分で探せる人を会社はバックアップしてきます。そのような会社でありたいと考えています。
5年後・10年後の未来、会社としてはどのような会社になっていきたいとお考えでしょうか?
会社のVisionをお聞かせ頂けますか?
川藤:人口減少と高齢化が同時に進行する社会がすでに到来しています。大都市と過疎化する地方地域へと2分化され、不動産投資も大都市中心に収益物件への投資と自己(自社)使用物件に分かれ後者への需要は減少するであろうことが予測されます。日本企業は成長余力の少ない分野を離れ、M&Aを通じて成長を目指す傾向が強くなっており世界中のマーケットで活動しています。大きなトレンドの中で社会・経済活動に対応可能な評価機関が生き残れるのだと信じています。そのためには企業活動から生ずる評価需要に適切に対応することが必然であり、不動産のみならず資産(株式・無形資産・機械設備・不動産等)全体を評価可能な総合資産評価会社への移行が必要ではないかと考えています。
谷澤総合鑑定所として今後どのような社会貢献をしていきたいと考えていらっしゃいますか?
川藤:従来できている部分では「人材提供や大学とのネットワーク」があります。
不動産鑑定士試験委員や、所属協会への理事、委員等の派遣、大学教授による社内ゼミ、大学への寄付授業の実施を行なっています。また「地域活性化への貢献」としては弊社が人材・資金提供する一般社団法人観光品質認証協会では地域DMOを通じてホテル・旅館の品質認証事業を行っています。さらにインバウンド向けの安心・安全面を評価した品質認証を提供して各観光地域の活性化への貢献を行っています。
今後は環境問題も避けて通れない問題なので、SDGs等への貢献も何かしら必要だと考えています。